美容皮膚科
プルリアルデンシファイ
真皮を中心に、うるおい環境や肌のコンディションを整える目的で用いられ、凹凸や小ジワ、くすみ・赤みなどが気になる方が検討される治療です。
「ニキビ跡や傷跡による肌の凹凸をなめらかに整えたい」
「くすみや赤み、小ジワなど複数の肌悩みをまとめてケアしたい」
このようなお悩みをお持ちの方に向けて、肌状態やライフスタイルを確認しながら、負担とリスクにも配慮したプルリアルデンシファイ治療をご提案します。
プルリアルデンシファイはこんな方におすすめ
- ニキビ跡や毛穴の凹凸で、肌表面がざらついて見える方
- 手術痕や傷痕が目立ち、メイクでもカバーしにくい方
- 頬や目元・口元に細かい小ジワが増えてきた方
- 顔全体がくすんでトーンが暗く、疲れて見られやすい方
- 頬や小鼻まわりの赤みが続き、肌荒れしているように見える方
プルリアルデンシファイの3つの主成分
①ポリヌクレオチド(PN)
ポリヌクレオチド(PN)は、真皮層の線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスチンなど肌の土台をつくる成分の産生を助ける作用があります。
損傷した細胞の修復やターンオーバーをサポートするとされ、肌の傷跡(ニキビ跡や小ジワなど)の再生を促しやすい点が特徴です。
さらに、抗炎症作用によって慢性的な赤みや色むらを落ち着かせ、キメとトーンを整えながら健やかな肌状態を目指す仕組みになっています。
②非架橋ヒアルロン酸(HA)
非架橋ヒアルロン酸は、網目状に固めていないタイプのヒアルロン酸で、真皮内に広がりながら多くの水分を抱え込み、みずみずしい潤い環境を整える役割があります。
ボリュームを大きく持ち上げるというより、肌全体の水分量を底上げし、乾燥によるちりめんジワやごわつきをなめらかに見せやすくなるのが特徴です。
ポリヌクレオチド(PN)との組み合わせで、新しくつくられたコラーゲンの周囲にも十分な水分が保たれ、ふっくらとしたハリ感やツヤを得やすい状態が保たれます。
③マンニトール
マンニトールは糖アルコールの一種で、活性酸素を除去する抗酸化作用を持ち、施術後の酸化ストレスから肌や注入された成分を守る働きがあります。
ヒアルロン酸の分解を早めてしまう活性酸素を抑えることで、非架橋ヒアルロン酸による保水効果が長く続きやすくなる点が利点です。
さらに、炎症やむくみを和らげる働きも期待され、ポリヌクレオチド(PN)と非架橋ヒアルロン酸(HA)との組み合わせで、「再生・保湿・抗酸化」の3方向からより安定した肌質改善を狙う構成になっています。
プルリアルデンシファイのメリット
肌の水分量アップとハリ感の向上
真皮の内側に水分を抱え込むことで、乾燥しやすい肌にもふっくらとした潤いとハリ感が出やすくなります。
その結果、「なんとなくしぼんで見える」「ツヤがない」といった印象の改善が期待できます。
小ジワ・たるみ感へのアプローチ
コラーゲンやエラスチンの産生が高まることで、目元や口元、頬のちりめんジワや浅いシワが目立ちにくくなります。
肌の密度が増して内側からふくらむことで、軽度のたるみ感も和らぎ、輪郭がすっきりして見えるケースがあります。
くすみ・トーンダウンの軽減
ポリヌクレオチド(PN)によるターンオーバーのサポートと抗酸化作用により、溜まった老廃物や酸化ストレスの影響が減り、肌全体のくすみがやわらいで明るさが出やすくなります。
「疲れて見える」「顔色がさえない」といった印象が気になる方に、透明感やツヤ感を目指す治療として用いられています。
赤み・色ムラの改善が期待できる
ポリヌクレオチド(PN)の抗炎症作用により、酒さ様の赤みやニキビ跡の赤みなど、慢性的な炎症に伴う赤みを落ち着かせやすいとされています。
また、色ムラや軽い色素沈着がなめらかに整うことで、均一でフラットなトーンを目指しやすくなります。
凹凸や毛穴など肌質全体を整えやすい
コラーゲンの再構築と保水環境の改善によって、ニキビ跡の浅い凹みや毛穴の開きなど、肌表面のざらつきが滑らかに見えやすくなります。
凹凸・小ジワ・くすみ・赤みなど複数の肌質トラブルが重なっているケースで、総合的な肌質改善を目指す製剤とされています。
プルリアルデンシファイの施術の流れ
カウンセリング・診察
目の下の小ジワやちりめんジワ、頬のハリ低下、首のシワなど、気になる部位と理想の仕上がりを医師が丁寧に伺います。
あわせて、既往歴、内服薬、アレルギー、妊娠・授乳の有無を確認し、施術が適応となるかを判断しますのでご協力ください。また、必要に応じてVISIAなどの肌診断機を用い、注入範囲や回数の目安を含めた施術プランを検討します。
施術前の準備
施術当日は、クレンジングと洗顔を行い、メイクや日焼け止め、皮脂汚れを落としていただき、施術部位を清潔な状態に整えた後に消毒を実施します。
痛みに不安がある場合は、表面麻酔を使用し、十分に時間を置いてから施術を行いますので、お気軽にお申し付けください。
必要に応じて冷却も併用し、できるだけ刺激を抑えた状態で進められるよう配慮します。
プルリアルデンシファイ注入
準備が整い次第、選択した注入方法に沿って、額や頬、鼻、あご、目元、首など、肌質改善を目指す部位へ少量ずつ丁寧に注入します。
極細針を用いた手打ち注射で、注入の深さや量を部位ごとに細かく調整し、肌状態や部位の特性を考慮しながら、ムラが出にくいよう慎重に施術を行います。
施術直後の確認・アフターケア説明
施術後は、赤みや腫れ、凹凸感、内出血の有無を確認し、必要に応じて冷却や鎮静ケアをして肌を落ち着かせます。
ご帰宅後のスキンケア方法や、数日間控えていただきたい行為についても具体的にご説明します。
次回以降の治療計画
1回の施術で変化を感じる方もいますが、複数回の継続を前提とするケースが一般的です。
肌状態を見ながら、数週間間隔で施術を重ねていき、 その後は他の治療との併用も含め、無理のないペースでメンテナンス計画を立てていきます。
プルリアルデンシファイのダウンタイム・リスク・副作用
赤み・腫れ・痛み
施術直後は、注入部位に赤みや軽い腫れ、ほてりや熱感が出ることがあります。
多くは数日〜1週間ほどで落ち着きますが、強い腫れや痛みが続く場合は受診をおすすめします。
内出血・あざ・点状の腫れ
細い針を多数刺すため、紫〜黄色の内出血や、針跡に一致したポツポツとした腫れが生じることがあります。
通常は1〜2週間程度で徐々に吸収されますが、広範囲・長期間続く場合にはクリニックにご相談ください。
痛み・圧痛・違和感
施術中〜施術後に、注入部位の痛みや押さえたときの圧痛、つっぱるような違和感を自覚することがあります。
ほとんどは時間の経過とともに軽快しますが、増強する痛みや日常生活に支障が出る場合は早めの診察が必要です。
皮むけ・乾燥・色素沈着
一時的に皮膚のバリア機能が乱れ、乾燥感や軽い皮むけ、炎症後色素沈着がみられることがあります。
保湿と紫外線対策を行うことで徐々に改善していくことが多いものの、色の変化が長引く場合は医師にご相談ください。
稀な副作用(強い炎症・アレルギー反応など)
ごく稀に、注入部位に強い発赤・腫れ・かゆみ・しこりなどの炎症反応や、アレルギー症状が起こる可能性があります。
症状が急に悪化したり、発熱・全身のじんましん・呼吸苦などを伴う場合は、自己判断で様子を見ず、速やかに医療機関を受診してください。
プルリアルデンシファイを受けられない方
妊娠中・授乳中の方
妊娠中および授乳中の方に対する安全性は十分に確認されていないため、美容目的でのプルリアルデンシファイ施術は原則として行っておりません。
出産・授乳が落ち着き、体調が安定してから、医師と相談のうえで施術可否を検討します。
ヒアルロン酸・麻酔薬・成分にアレルギーがある方
非架橋ヒアルロン酸や局所麻酔薬、その他配合成分に対してアレルギー歴がある場合、安全性の観点から施術を受けられないことがあります。
過去に注射や麻酔でじんましん・呼吸困難などを起こした方は、必ず事前に医師へお申し出ください。
重い持病・全身性の疾患がある方
心疾患、コントロール不良の糖尿病、出血傾向、悪性腫瘍、自己免疫疾患、凝固異常などがある場合、合併症リスクが高く施術を控えることがあります。
現在の病状や服用中の薬を確認したうえで、安全性を最優先に主治医との連携も含めて実施の可否を判断します。
治療部位に皮膚疾患・感染症がある方
施術希望部位に、強い皮膚炎、化膿したニキビ、ヘルペスなどの感染症がある場合、そのままの状態ではプルリアルデンシファイは行えません。
炎症や感染を優先的に治療し、皮膚状態が落ち着いてから、あらためて施術の適応を検討します。
ケロイド体質・難治性の瘢痕がある方
ケロイドや肥厚性瘢痕ができやすい体質の方は、注入部位の傷あとが盛り上がるなどのリスクがあり、施術をお勧めできない場合があります。
既存の瘢痕の状態やこれまでの治療歴を確認し、リスクが高いと判断された場合は他の治療法をご案内することがあります。
プルリアルデンシファイの料金
| 施術内容 | 料金(税込) |
|---|---|
| 1本(2cc)(ドクター手打ち) | ¥98,000 |
FAQ
プルリアルデンシファイでよくあるご質問
-
施術時に痛みは伴いますか?
-
極細針で真皮層に細かく注入するため、チクッとした刺激や軽い圧迫感を伴います。
表面麻酔や冷却を併用することで多くの方が「我慢できる程度」と感じており、痛みに不安がある場合は事前にご相談いただけます。
-
何歳くらいから受けるのが適していますか?
-
明確な年齢制限はありませんが、乾燥や小ジワ・くすみ・毛穴の目立ちなどが気になり始める30代以降の方に選ばれることが多い治療です。
20代後半から予防的な「肌の底上げ」として取り入れるケースもあり、年齢よりも肌質やお悩みの内容を重視して適応を判断します。
-
効果はいつ頃から、どのくらい続きますか?
-
非架橋ヒアルロン酸の影響で、施術直後から潤い感やふくらみを感じる方もいらっしゃいます。
ただし、患者様の体質や肌状態によって実感のタイミングには個人差があります。
施術後は、2〜4週間ほどかけてコラーゲン産生が進行するとされており、一般に3〜4週間間隔で数回施術を行ったうえで、6か月前後〜1年程度を目安にメンテナンスを検討するケースが多いです。
-
施術後、日常生活にどのくらい影響がありますか?
-
副作用の多くは数日〜1週間ほどで落ち着き、洗顔やメイクも比較的早期に再開できます。
一般的な副作用として、赤みやむくみ、針跡のポツポツ、内出血などが出ることがあります。
大切なご予定がある場合は、むくみや内出血を考慮して1〜2週間程度余裕を持った日程での施術をおすすめしています。
-
他の美容施術と併用することはできますか?
-
ボトックスやヒアルロン酸注入、IPL・各種レーザーなどと同日に組み合わせ可能なケースもあります。
ただし、肌状態や照射部位によって推奨される順番や間隔が異なるため、診察時に最適なプランを医師がご提案します。